ジョイランドT前から舞台を移し、美瑛町Sタイガーパークで起きた事件。
アムールトラは国際保護連合のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されており、日本でも「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」で国際希少種とされています。 ちなみに、「シベリアタイガー」はアムールトラの別名で同じ動物を指しています。 具体的には、ドイツのライプチヒ動物園で世界中のアムールトラの個体の血統を管理しているそうです。 Sタイガーパークでは、このライプチヒ動物園に、97年末の飼育数を単独施設として世界最多の47頭と報告していますが、管轄している上川支庁では95年から97年までの3年間、いずれも飼育数を29頭と道に報告していました。 この差が北海道新聞社の取材で判明したんですね。 上川支庁は、Sタイガーパークに聞いたのではなく、美瑛町に紹介した結果だといい、美瑛町は「社長の申告に基づいた数字で、実態確認はしていない」と答えています。 さらに、この記事にはA沢社長の談話が載っていますが、「現在の飼育頭数は9頭だ。年を取って死んだものや、ロシアやイギリスに送ったもの、生まれたトラについて環境庁に登録していないし、認可も得ていない」とのこと。 47頭、または29頭と報告していたトラが、9頭??? Sタイガーパークは、開業後サファリ式の動物展示で観光客を集めていましたが、この数年は休業していたそうです。 この報道がなされた4日後、9日後には上川支庁の立ち入り検査が入ります。
なんとも不穏な空気をうかがわせる記事…。 そして、更なる調査で衝撃的な事実が判明します。 |