この後、危篤状態だった1匹も死に、カニクイザルは10匹すべてなくなってしまいました。 また、朝日新聞の記事では、こんな管理の悲惨さを伝えています。
この事件を受けて、道からの処分、指導、立ち入り検査を受けた模様。(苫小牧市史より) その後も折からの不況と入場者の激減で経営不振となり、昭和62年2月、北海道野生動物公園は事実上の倒産に追い込まれました。 現在、ジョイランド○前の駐車場跡にひっそりと残る獣魂碑があります。 裏には「平成三年五月建立 株式会社D王」と刻まれています。
閉園後から、かなり時間が経ってからの建立。 関係者には、忘れたくても忘れられなかった事件なのでしょう…。 ジョイランド○前に関する事件のレポートはこれでお終いです。 しかし… ・ ・ ・ 場所を変えて、連鎖するように続けられるずさんな動物管理。 次章、「もうひとつのジョイランド」へ 続きます。 |